ダイエットシミュレーションでカロリー制御

はじめに

性別、身長、体重、年齢の全てを入力していない場合、一部計算できないものがあります。

黄緑枠の「元の体重」

元の体重とは、ダイエットを開始する前の体重のことで、上のフォームで入力した体重のことです。グラフでは黄緑色の線と枠で表しており、この値は開始日から終了日まで変化しません。

オレンジ色枠の「運動なし」

オレンジ色枠の「運動なし」は、初期値の1200kcal、もしくは各食品ページから引き継いだカロリーをもとに、10日間での体重変化を表しています。グラフでのオレンジ色の線は、その同じカロリー量を10日間に渡って摂取し続けた場合の増減量を示しています。カロリーを日付別に指定したい場合は、「シミュレーション(赤の線で表示)」をご利用ください。

青色枠

青色枠は運動をした場合の増減量を表しています。運動とは上のフォームで選択した運動のことで、その運動の種類と運動時間によって、グラフ内の青色の線も変化します。カロリーの初期値は1200kcalですが、こちらも各食品ページから引きついだカロリー値が存在すれば、そちらの値が優先されます。カロリーを日付別に指定したい場合は、「シミュレーション(赤の線で表示)」をご利用ください。

同一のカロリー量による10日間の体重変化

「◎1日~kcal で生活し続けた場合の体重変化」と表示されている部分の「~」に位置する入力フォームに、予定している一日における摂取カロリーの数値を入力して「計算」ボタンを押して下さい。グラフ内のオレンジと青色の線が、入力値に応じて結果を出力します。このシステムは10日間にわたって毎日同じカロリーを摂取したものとして計算します。日にちごとに摂取カロリーを変更したい場合は、グラフ内で赤色の線を使った「シミュレーション」の機能をご利用下さい。

赤色枠の「シミュレーション」

シミュレーションは上記の日付とフォームがセットになっている10日分のフォームを使います。このフォームのいずれか、もしくは全部に任意の値を入力して「計算」ボタンを押すことで入力値に応じた結果を出力します。全てに何も入力せず空の場合は、10日間にわたって一切のカロリーを摂取しなかったものとして計算し、その体重減少量を出力します。また、初日のフォームに値が入力されていない場合、最初の一日目は初期値が0kcalになるため、初期値が1200kcal、もしくは各食品ページから値を引き継ぐオレンジ色枠と青色枠の線とは体重減少量が異なります。

断食のシミュレーション

10日分のフォームに何も入力しなければ、断食による結果を出力します。しかし、この場合のシミュレーション結果は、運動フォームで何も指定しなければ、初期値の散歩30分を毎日行ったものとして計算します。運動を全く行わないで断食の結果を調べたい場合は、性別、身長、体重、年齢の全てを入力して、どの運動でも構いませんので0分を指定して下さい。この場合、青色も運動が0分になりますので、オレンジの「運動なし」と同じ値になり、線が重なります。また、この場合の線の色は、青かオレンジ、そのどちらかの色に統一されます。

青色枠の運動有りと赤色枠の「シミュレーション」の違い

シミュレーションでは、「青色の運動有り」と同様に、フォームで指定した運動の種類と運動時間も取り入れて計算しています。青色と違う部分は、赤のシミュレーションでは10日分のカロリー値を日によって任意の値で計算できるという点です。青色は日ごとのカロリー値を一括指定しているため、毎日同じカロリーを摂取しているものとして計算しています。

ダイエットのポイント

必要な栄養素を摂取しつつ、適度な運動をしながら食事の量を減らすのがダイエットの基本的な方法です。しかし、現実には食欲という本能に負けて長続きしないことも多いのではないでしょうか。そこで重要になってくるのが基礎代謝です。基礎代謝を高めると体が勝手に消費するカロリーが増加します。そして基礎代謝を高めるには適度な運動が必要です。

痩せる理由

基礎代謝と消費カロリーを足した値より、摂取カロリーの方が少なければ、理論上痩せていきます。ただし、食物繊維などの物質によって、糖質や脂質が腸内で吸収されにくくなるなど、他の条件(環境)でも痩せる場合があります。また、ダイエットシミュレーションプログラムによる計算結果は、理論値です。

ダイエットによるリバウンド

リバウンドは、食事制限に力を入れすぎて、適度な運動をしなかった場合に発生しやすくなります。これは、適度な運動を怠ったために基礎代謝が低下し、カロリーの消費効率が悪くなっているためです。

計算方法

基礎代謝の計算には「ハリス・ベネディクト方程式(改良版)」を採用しています。この基礎代謝をもとに、各食品の摂取カロリーとメッツ表から導き出される消費カロリーを差し引きして体重の増減を計算しています。また、摂取カロリーの計算には「日本食品標準成分表」、消費カロリーの計算には国立健康・栄養研究所の改訂版「身体活動のメッツ(METs)表」 を用いています。弊サイトのダイエットシミュレーションプログラムによる計算結果はこれらの計算方法と公表されているデータから導き出した理論値です。

カロリー消費の変動

人間の体は飢餓状態に陥るとカロリーの利用効率を高め、消費しにくくすると考えられています。ダイエット開始直後は順調に体重が減っていくものの、ある日を境に減りにくくなってしまったという体験をされたかたも多いのではないでしょうか。弊サイトではこういった人間の体の仕組みを考慮して、10日間という期間に限定してダイエットのシミュレーションをしています。ダイエットは短期間だとリバウンドなどの悪循環が発生しやすいため、中長期的にダラダラと基礎代謝を高める習慣を作ったほうが良いのかも知れません。もちろん一気に減量してダイエットを成功させるのも有りだとは思いますが。どちらを選ぶかは「根性」と「合理性」を天秤にかける必要があります。

基礎代謝

基礎代謝とは、具体的に言うと、息をしたり、内臓の活動などで消費されるエネルギーのことを言います。これらを簡単にまとめると、生活の中で何もせずにじっとしているだけで消費されるカロリーが基礎代謝となります。つまり、最低限の生命活動だけを維持するために必要なカロリーのことを言います。ダイエットではこの基礎代謝を上げることが重要になります。

消費カロリー

消費カロリーとは、人間が日常生活の中で行う活動や運動などによって消費されるカロリーのことを言います。一般には基礎代謝で消費されるカロリーは含みません。弊サイトのプログラムでは、選択した運動の消費カロリーのみを計算しており、実際には生活活動の中でもっとカロリーを消費しています。しかし、運動で消費されるカロリーは、それほど多くありませんので、通勤や通学などの軽い運動は計算に入れなくても問題ないと思います。

摂取カロリー

食べた食品のカロリーを合計したカロリーのことを言います。