セントジョーンズワートの概要
セントジョーンズワートはオトギリソウ科に分類されていて、花を夏と秋の間に開花させ、多年草となります。花は小花で雄しべを複数有し、花びらは五枚となっています。成長すると凡そ一メートル程度に育ちます。利用部位は、セントジョーンズワートの花と葉部で、蒸留にて精油が抽出されています。日本では西洋オトギリソウの名称で知られており、生成された精油は、オトギリソウオイルやハイペリカムオイルなどと言われることもあります。古くは万能薬として利用されていた経緯があり、切り傷や擦り傷、火傷などの症状に対して使われていたとされます。また、痛み止めとしても利用されていたとされ、これはセンとジョーンズワートに治癒作用を有するハイペリシンと言われる成分が含有されているためと考えられています。現在、主なセントジョーンズワートの生産国は、イギリスやフランス、そしてアジア中央部などとなっています。セントジョーンズワートに含有される成分では、ハイペリシンが代表格になります。また、レモンやローズ、イランイラン、ゼラニウム、べチバーといった植物から生成された精油と併用されるケースも見受けられます。
せんとじょーんずわーと/アロマで期待される効能・効果
せんとじょーんずわーとのエッセンシャルオイル(精油)としては、鎮静・鎮痛・利尿・去痰作用など。また、紫外線の悪影響を防いだり、体内の老廃物を体外へ排出する作用などもあると考えられています。尚、適切される量とその使用法に従って用いている限り、重大な健康被害は知られていません。ただ、相互作用において、血液凝固剤、免疫抑制剤、喘息や心臓病に関わる治療薬との併用によっていくつかの副作用が知られています。