グリーンティーの概要
ツバキ科に属し、日本ではいわゆる緑茶(りょくちゃ)のことを言います。グリーンティーには、がん細胞へのアポトーシス誘導や血管新生を抑えることから、抗癌性があると考えられています。近年の研究では、この抗癌性のほかに、体脂肪を減少させる働きや、抗コレステロール作用といったものが報告されています。同一の茶葉から生成される烏龍茶(うーろんちゃ)、緑茶、紅茶は、その発酵の度合いによって名称も変わっています。また、グリーンティーは中国種とアッサム種に分類され、耐寒性を有するのが中国茶で、耐寒性が弱いとされるのがアッサム種になります。コーヒーや紅茶にはカフェインが豊富に含まれており、この成分が中枢神経を興奮させます。緑茶にもカフェインが含まれていますが、これらの茶類に比較すると、テアニンと呼ばれるアミノ酸の含有量が少ないため、刺激も低いものとなっています。ちなみにテアニンには鎮静作用があると言われています。
グリーンティー/緑茶/ハーブで期待される効能・効果
グリーンティーでは、収斂、止瀉、利尿、興奮、抗菌作用など。主に下痢の改善や精神疲労の回復などに利用されています。使用を控えるケースは特に知られていません。グリーンティーの副作用も特に認められておりません。グリーンティーに含有される成分では、精油成分、クロロフィル、エピガロカテキンガレートといったタンニン、テオフィリンやテオブロミン、カフェインといったアルカロイド類などがあります。