フェネグリーク[ふぇねぐりーく]

フェネグリークの概要

フェネグリークはマメ科に属し、日本ではコロハとも呼ばれています。原産地を南西アジアや南ヨーロッパとするフェネグリークには、強精、駆風、催乳、強壮といった働きがあると考えられてきて、世界各地において昔から利用されてきた経緯があります。エジプトではフェネグリークの種がツタンカーメンの墓から出土しており、また出産の際に利用されていたとされています。中国では、ヘルニアや下肢の浮腫、下腹部の痛みにといった症状に対して使われています。含有される成分では、たんぱく質のアミノ酸であるトリプトファンやリジン、粘液質、ステロイドサポニンやピリジン型アルカロイドなどのトリゴネリンといったものがあります。ドイツでは内用でリウマチや関節炎、通風、病後、消化不良や食欲不振といった症状に対して、外用では、下肢潰瘍、フランケル症、湿疹、外傷といった症状に推奨されています。その他、血糖降下やコレステロール値低下作用があるとのフェネグリーク関する報告例も存在します。

ふぇねぐりーく/ハーブで期待される効能・効果

代謝調節、粘滑、滋養強壮作用など。催乳、高血糖、高コレステロール血症、食欲不振、そしてリニメント剤や浸出油剤、パップ剤、湿布剤といった形式で、消炎や皮膚軟化症に対して、その改善目的でふぇねぐりーくが利用されています。使用を控えるケースは、知られていません。副作用では、長期間継続しての外用から悪影響が出ることもあります。ふぇねぐりーくに含有される成分ではフィトステロール、ステロイドサポニン、精油、食物繊維、油脂成分、及びガラクトマンナンといった粘液質、並びにトリゴネリンといったピリジン型アルカロイド、そして、トリプトファンやリジンといったアミノ酸などがあります。