ティートリーの概要
ティートリーはフトモモ科に属し、高木でオーストラリアに生息しています。また利用されるのは精油で、葉を蒸留して抽出します。抗生物質のなかった戦前においては、その抗菌性の高さから広く普及していました。一般にハーブティや茶剤として利用されることはなく、ティートリーの精油を用います。蒸気吸入では、風邪やインフルエンザといった感染症に対して、その予防目的で用いられています。ローション剤では、通常の部分的な消毒に使われています。シャンプー剤ではフケ防止に利用されています。他にも軟膏剤や湿布剤といった形式でティートリーが用いられています。
ティートリー/ハーブで期待される効能・効果
抗ウイルス、抗菌、抗真菌、鎮痛、消炎作用など。感染症を引き起こす黄色ブドウ球菌、白癬菌、カンジダアルビカンス、大腸菌などに対して強い抗菌性をもち、その他では、口腔に発生する炎症の改善目的にもてぃーとりーが利用されています。使用を控えるケースは特に知られていません。副作用では、接触性皮膚炎が稀に発症することもあります。てぃーとりーに含有される成分では、α-テルピネン、γ-テルピネン、シネオール、テルピネン-4-オールといったものがあります。てぃーとりーの活用形態では、蒸気吸入やローション剤、シャンプー剤以外では、がんそう剤、軟膏剤、湿布剤といったものがあり、いずれも外用として利用します。