グァバ[ぐぁば]

グァバの概要

グァバはアメリカの熱帯地域や亜熱帯地域、西インド諸島などに見られる常緑樹で、フトモモ科バンジロウ属に分類されています。日本の暖地においても栽培されており、中でも沖縄などが知られています。グァバの果肉は成熟すると黄色に変色し、ポリフェノールをはじめ各種ビタミンやミネラル、食物繊維などを多く含みます。通常食物を摂取すると、糖質はブドウ糖に分解されます。分解されたブドウ糖は腸内で吸収され、それが血液中に流れ出します。この際、膵臓のランゲルハンス島からインスリンが分泌され、血液中に存在するブドウ糖を筋肉などの細胞へ移動させます。グァバの葉に含有されるポリフェノールは、上記の過程で、糖質がブドウ糖に分解されるのを阻害するとされています。つまり、ブドウ糖を分解する酵素の働きを妨害することで、小腸からのブドウ糖吸収が行われず、延いては血糖値も上昇しないことになります。グァバ葉にはこういった働きがあるため、結果的にインスリンの分泌もあまり行われなくなり、膵臓を休ませることができます。また、インスリンには、血中に余ったブドウ糖を脂肪へ変換し、そして蓄積する作用があります。最近では、ぐぁばが減量目的で摂取されるケースも見受けられますが、これはインスリンが分泌されにくくなると、結果としてインスリンの脂肪蓄積も行われなくなるからです。

ぐぁば/ハーブで期待される効能・効果

ダイエット、血糖値の改善作用など。尚、通常の食品に近い成分であるため、特に問題とされる重大なぐぁばの副作用や相互作用などは知られておりません。また、漢方の領域においても生葉として広く知られており、茶剤などに利用されています。