コーンシルク[こーんしるく]

コーンシルクの概要

コーンシルクの薬効成分は、葉や根、雄しべ、雌しべの実及び花柱、穂といった様々な場所に含有されています。コーンシルクはイネ科に分類されていて、利用部位は柱頭となります。これは、玉蜀黍(とうもろこし)から伸長する穂部を指していて、見た目は絹糸のそれに非常によく似たものになっています。この部分には、緩やかな利尿の働きがあると考えられてきて、長い間薬草の一つとして利用されてきた経緯があります。当然、このコーンシルクをハーブティーにしたものにも、その作用は引き継がれることになります。特に、炎症を伴う尿道炎や膀胱炎の症状を穏やかにする働きがあると言われています。更に、習慣生活病である糖尿病や高血圧、肝炎などの慢性疾患、胆嚢(たんのう)の機能低下にも有用に作用すると言われています。芳香は、僅かに草様の香りがします。利用する際は、コーンシルク単独あるいは他のハーブと併用して飲まれることもあります。こーんしるくの有効成分では、各種ビタミン類やミネラル類をはじめ、アルカロイド、アラントイン、サポニン、ステロール、タンニンといったものが知られています。こーんしるくは、泌尿器系疾患の尿道炎や膀胱炎といった症状に対して、非常に優れた効果を発揮すると言われています。

こーんしるく/ハーブティーで期待される効能・効果

利尿、興奮作用など。尚、刺激の影響が考えられるため、子供への利用は控えます。