クローブの概要
クローブの芳香は薬っぽさもあるもののスパイシーになっており、味は少し甘味が感じられます。人によっては飲用しにくいとも言われ、そういった場合は、単独での利用よりも、他のハーブとの併用が薦められています。歯痛や胃痛などと共に吐き気にもクローブが有用に働きかけるとされているため、胃部の不快感やむかつきなどを感じられた際に飲用されることが多くなっています。クローブは注目が寄せられているスパイスの一種となりますが、とても貴重なものと定着しているため、値段も高めになっています。クローブは、フトモモ科に属しており、原産地をインドネシアやマダガスカルとしています。熱帯沿岸地域にて広く栽培され、常緑低木となります。利用部位は、このくろーぶの蕾(つぼみ)部分となります。中国でも漢方の領域で利用されており、丁香(ちょうこう)の名称で知られています。これはくろーぶの蕾を乾燥させたものとなります。西洋においても古くから歯痛の際に浸出液が塗布されてきた経緯があります。
くろーぶ/ハーブティーで期待される効能・効果
消化促進、防腐、惚れ薬的、抗酸化、鎮痛、殺菌作用など。また、胃痛及び歯痛を和らげる働きや、デオドラントなどの作用があると言われています。更に、消化不良や食欲不振にも有用に働きかけ、吐き気などを抑える働きもあるとされます。尚、刺激の影響が強いとされているため、その利用する量に注意が必要とされています。