マジョラム[まじょらむ]

マジョラムの概要

マジョラムは幸福をもたらす植物として、古代ローマ時代には、結婚式の際に花冠として利用されていたそうです。男女はマジョラムを頭にのせて祝福したと言われています。古くから食用と共に薬用にも利用されてきたハーブの一つになります。別名ではスイートマジョラムとも呼ばれています。オレガノと同種であり、シソ科に分類される多年草となります。原産地を地中海沿岸地域としていて、日差しのよくあたる場所にて見られます。利用部位はマジョラムの葉となります。ハーブティーにしたまじょらむは、刺激的な芳香と共にやや苦味を感じます。昔から消化促進作用があることで知られていたとされ、胃腸のトラブルに利用されてきた経緯があります。また、体内に存在する毒素を排出する働きもあるとされていて、爽快な芳香が食欲を誘引すると言われています。その他、不眠症などにも有効とされていて、これはまじょらむに神経を鎮静させる働きがあるとされていることに由来しています。有効成分では、タンニン、樹脂、精油、苦味質などが知られています。

まじょらむ/ハーブティーで期待される効能・効果

防腐、鎮静、鎮痙、消化促進、食欲増進、強壮、肝機能亢進、利尿作用など。また、月経不順、風邪及びそれに伴う頭痛などに対して有用に働きかけると言われています。尚、心臓疾患が認められる方は、その利用する量に注意が必要とされています。