ミルクシスル[みるくしする]

ミルクシスルの概要

ミルクシスルはマリアアザミとの別名を持ち、肝臓の機能を高める働きがあることで知られています。含有される成分には、シリマリンと呼ばれている物質があります。この成分には、損傷した肝臓組織を修復する作用があると言われています。肝臓はアルコールや毒素などを分解して無毒化する重要な役割を担っている臓器でもあります。この肝臓の病気である、肝硬変及び肝炎といった症状に対してミルクシスルのシリマリンが有用に働きかけると言われています。また、アレルギー反応を抑える働きもあるとされていて、これはミルクシスルにヒスタミン分泌を阻害する作用があると考えられているところに由来しています。優れた肝機能の亢進を有し、お酒を飲む人などに薦められているハーブティーとなります。ミルクシスルはキク科に属し、原産地をヨーロッパなどとしています。利用部位はその種子部となります。ハーブティーにしたみるくしするには、少し甘味が感じられます。飲用する際は、単独或いは他のハーブと併用して飲まれることもあります。有効成分では、シリマリンをはじめ、フラボノイドやステロール、ビタミン類、脂肪酸といったものがあります。

みるくしする/ハーブティーで期待される効能・効果

母乳分泌促進、肝機能亢進、消化促進、抗アレルギー作用など。また、肝硬変及び肝炎などの症状に対しても有効とされています。尚、稀にキク科の植物に対してアレルギー反応を示す方もおられますので、そういったケースでは、その利用を控えます。