ハイビスカス/ローゼル[はいびすかす/ろーぜる]

ハイビスカスの概要

ハイビスカスの花びらは、萼によって保護されていますが、花が散るとこの萼が膨張し、果実状になります。利用部位は、この萼部で、一般にローゼル種のハイビスカスがハーブティーに用いられています。その色は赤色をしていますが、ハイビスカスの生産地によってはやや変化します。芳香は、甘味が感じられますが、飲むと、酸味が少し感じられます。ハイビスカス単独或いは他のハーブとのブレンドにて飲まれていますが、酸味が苦手な方などは、甘味を加えて飲用されることもあります。この酸味はクエン酸や酒石酸から構成されており、特にクエン酸には疲労回復の働きがあることで知られています。近年、様々なドリンクに使われており、アスリートなどに愛用されるケースも多いとされます。また、二日酔いや浮腫みなどにも有効とされていて、これはハイビスカスに利尿があるとされるためです。この利尿作用は、カリウムによるものです。ハイビスカスは、アオイ科に分類され、原産地をエジプトや中国などとする一年草になります。有効成分では、アントシアニン色素をはじめ、ペクチン、粘液質、有機酸、そしてミネラルといったものがあります。尚、別名ではローゼルとも呼ばれています。

ハイビスカス/ハーブティーで期待される効能・効果

強壮、利尿、健胃、代謝促進作用など。また、眼精疲労の回復やその予防にも有用とされています。