サルビアの概要
サルビアの葉はもともと灰緑色をしていますが、これを乾燥させると銀灰色に変色する特徴があります。サルビアはシソ科に分類されていて、原産地を地中海沿岸地域としています。利用部位は、その葉部で、乾燥させるとより一層苦味を有します。ただし、ハーブティーにすると、その苦味はマイルドなものになり、飲みやすくなります。呼吸器系の感染症に有効とされていて、扁桃腺炎や風邪をはじめ、気管支炎などにも有用とされています。更に、腸内ガスを減らす作用や消化を促す働きなども知られていて、これはサルビアに筋肉の緊張を解きほぐす作用があるためと考えられています。肉料理に利用されるケースが多いとされるサルビアは、脂肪を分解する働きがあるとされています。また、肉特有の臭みを消臭するため、昔からこういった料理に用いられてきた経緯があります。高い殺菌を有し、ソーセージなどにも利用されているそうです。有効成分では、苦味質、フラボノイド、カルノシン酸、精油、タンニン、サルビン、フェノール酸といったものが知られています。尚、別名ではセージの他、コモンセージなどとも呼ばれています。
サルビア/ハーブティーで期待される効能・効果
強壮、消化促進、浄血、解熱、殺菌、収斂、ホルモン様、鎮痙、制汗、抗酸化作用など。また、腸内に発生したガスを減少させる働きや、女性特有の症状である生理痛や更年期障害の諸症状を穏やかなものにする機能があるとされています。尚、妊娠中及び授乳中の方は、その使用する量に注意する必要があるとされています。また、糖尿病や高血圧症の治療薬を服用している方も、サルビアの摂取に注意が必要とされています。その他、サルビアティーの飲用によって、てんかん発作を生じさせる可能性もあるため、てんかん質の方はその利用を控えます。