フェヌグリークの概要
フェヌグリークは強い苦味を有し、カレーなどの香辛料として多く使われています。マメ科に属し、花は黄白色となります。茎は細長くなっていて、原産地をヨーロッパとしています。アーユルヴェーダの領域では、消化不良や肝機能などへフェヌグリークが有用に働きかける植物とされています。胃腸疾患である食欲不振や消化不良、そして腹痛や胃痛といった症状に役立つとされていて、これはフェヌグリークに浄化や抗炎症があると考えられているところに由来しています。更に2型糖尿病患者へも有効とされていて、これは血糖値を低下させる働きがあると言われているためです。その他、鎮静を有することから生理痛などに起因する痛みを緩和させる働きや子宮の作用を高める働きなどもあるとされています。利用部位は、種子部となります。ハーブティーにしたフェヌグリークは、甘い芳香を有しますが、その味には苦味が感じられます。飲用する際は、フェヌグリーク単独或いは他のハーブと組み合わせて飲まれています。強い苦味を有するため、蜂蜜などの甘味を加えて飲用されることもあります。有効成分では、ビタミン類やミネラル類、タンパク質、そして粘液質やフラボノイド、ステロイドサポニンやアルカロイドといったものが知られています。尚、別名ではコロハとも呼ばれています。
フェヌグリーク/ハーブティーで期待される効能・効果
去痰、血糖値低下、コレステロール値低下、母乳分泌促進、抗炎症、消化促進、催乳、消化促進、鎮痛作用など。また、月経痛、呼吸器系疾患などの症状を軽減する働きもあると言われています。尚、妊娠中の方のその利用は控えます。