セントジョーンズワートの概要
セントジョーンズワートの芳香は甘く、クセのない味になっています。日本では西洋オトギリソウの名称で広く知られていて、ヒシベリンと呼ばれる色素成分を含有しています。この成分にはメラトンと呼ばれる催眠ホルモンを増加させる機能があると言われています。メラトンには、ストレスを解消したり、鬱症状及び不眠症などを改善させる働きがあると言われています。更にセントジョーンズワートは、脳内のセロトニン含有量を増加させ、これによって鬱症状の改善へ働きかけるとされます。また、気持ちが沈んで不安になった際にも有用に働きかけるとされます。昔からセントジョンズワートには鎮静があると信じられてきた経緯があり、抗鬱を持つことから、サンシャインサプリメントとも呼ばれます。セントジョーンズワートはオトギリソウ科に属し、利用部位は、茎、葉、花となります。セントジョーンズワートの有効成分では、タンニン、樹脂、フラボノイド、精油、配糖体などが知られています。尚、マッサージオイルや化粧品を浸出油から作られることもあります。また、化粧用としてチンキ剤が作られることもあります。
せんとじょーんずわーと/ハーブティーで期待される効能・効果
収斂、抗ウイルス、鎮静、消炎、消毒、去痰、抗鬱、抗腫瘍、利尿作用など。また、女性特有の月経痛や更年期障害の諸症状に対してもせんとじょーんずわーとが有用とされています。尚、相互作用が知られており、抗不整脈、強心薬、抗てんかん薬、免疫抑制薬、血液凝固防止薬、気管支拡張薬などの効果を低下させると言われています。そのため、こういった治療薬を服用しているケースでは、セントジョンズワートの利用を控えます。また、妊娠中及び授乳中の方も、その利用を控えます。