エルキャンペーンの概要
エルキャンペーンはキク科に属し、原産地を北アジアやヨーロッパなどとしています。利用部位は根部で、花壇といったものに植えられて栽培されています。日本では、エレカンペ或いは、エレカンペーン、及びエリキャンペーンなどと様々に表記されていますが、いずれもエルキャンペーンのことを指しています。和名ではオオグルマとも言われており、渡来したのは明治時代以降と言われています。アジアからヨーロッパにかけて広く見られる植物で、多年草となります。エルキャンペーンをハーブティーとして飲用する際、その芳香はほとんど感じられません。強い苦味を有し、一般的にはエルキャンペーン単独で用いるより、他のハーブと併用されて飲用されることが多いようです。強壮作用があると言われており、これは免疫を亢進させる働きがえるきゃんぺーんにあると考えられているためです。また、炎症を緩和する働きもあるとされているため、軽い喉痛に有用とされています。更に、咳を抑え、それに伴う痰を除去する作用もあるとされています。根部は昔から無月経や結核といった症状に対して用いられてきた経緯があり、また消化器系疾患や呼吸器系疾患にも使われます。尚、えるきゃんぺーんは生だと甘い芳香を有します。
えるきゃんぺーん/ハーブティーで期待される効能・効果
去痰、抗菌、免疫賦活作用など。また無月経の治療にも有用とされています。その他、抽出液として利用されることもあります。