ギンコウの概要
ギンコウは日本でいわゆる銀杏(いちょう)と言われているもので、最も古い木の一つに数えられています。生命力が非常に強く、その寿命は数千年に及ぶものも見られます。古い歴史を持つこのギンコウは、中国において昔から漢方の領域で利用してきた経緯があります。副作用など危険性のない薬草として知られていて、喘息や咳などの症状に用いていたと言われます。ハーブティーにしたギンコウは、血液循環を改善する働きがあると考えられています。このため、血流の悪さに起因する冷え性や肩凝り、そして静脈瘤(じょうみゃくりゅう)といった症状にギンコウが有用とされています。血流の改善は、脳にまで達し、そのことから集中力を向上させる働きがあると言われています。近年では、アルツハイマーに対する研究が行われています。芳香は、少し薬っぽさはありますが、味はほとんど感じられなく、癖のないものになっています。血管を拡張させる働きがあるとされているため、あらゆる病気の予防につながると考えられています。ギンコウは、イチョウ科に属し、原産地を中国としています。利用部位はギンコウの葉で、落葉高木となります。有効成分では、フラボノイドやテンペルノラクトンといったものが知られています。
ギンコウ/ハーブティーで期待される効能・効果
抗酸化、去痰、発汗、収斂作用など。また、喘息や咳などの症状を軽減する働きや耳鳴りを緩和する作用などがあるとされます。更に静脈瘤や循環器疾患の改善目的、癌の予防、集中力を高めるといった目的でも利用されています。その他、不整脈を緩和する働きなども指摘されています。