マリーゴールド/カレンデュラ[まりーごーるど/かれんでゅら]

マリーゴールドの概要

マリーゴールドはヨーロッパで古くから知られていた植物の一つで、薬用と共に食用にもされてきた経緯があります。日本で見られるキンセンカと同種であり、非常に強い生命力を有することから、山野などで普通に見られます。ハーブティーにしたマリーゴールドには、草の芳香があり、癖のない味となっていますが、やや苦味が感じられます。その色は黄金色で、胃潰瘍及び胃炎などの炎症を鎮める働きを持つことで知られています。また、発汗や解熱などの働きもあるとされていて、体内の毒素を排出することから初期段階における風邪などにはマリーゴールドが有効とされています。更に、リンパ系統のうっ滞を取り除く働きもあるとされていて、これはマリーゴールドに血液循環の促進作用があることに由来しています。その他、ホルモン作用なども知られていて、これが月経不順に対して有用に働きかけるとされています。マリーゴールドの有効成分では、カロテノイド、フラボノイド、精油、樹脂といったものが知られています。尚、肌荒れやニキビの防止目的で、ハーブティーがそのまま化粧用に使われることもあります。また、うがい薬としてハーブティーが直接、口の中に含まれて利用されることもあります。

マリーゴールド/ハーブティーで期待される効能・効果

収斂、抗痙攣、抗炎症、解毒、防腐、抗ウイルス、ホルモン様、発汗、利尿作用など。また、肝臓へ影響し、アルコール分解を促す働きや潰瘍痛及び生理痛といった痛みを軽減する働きがあるとされています。更に、帯状疱疹などへも有用に働きかけると言われています。