マレインの概要
マレインは日本で、ビロードモウズイカとも呼ばれています。かつては、食物を保存するため包んで用いられていた経緯があり、これは殺菌或いは防腐の働きがマレインの葉にあると考えられていたためです。また、結核及び喘息の患者に対して葉を入れた薬用タバコも利用されていたそうです。マレインは、ゴマノハグサ科に属し、原産地をアジアやヨーロッパなどとしています。利用部位は葉及び花部で、二年草となります。綿毛に覆われた茎や葉を持ち、成長すると凡そ1.5メートル以上に達するものも見られます。花は、鮮明な黄色をしています。かつてアメリカの先住民などは、この葉を焼いて気を失った人の意識を取り戻していたとされます。飲用する際は、単独或いは他のハーブと組み合わせて飲まれることもあります。ハーブティーにしたマレインには、香ばしさと共に少し甘味が感じられ、癖のない風味が楽しめます。気管支炎、喘息や風邪などに役立つとされていて、これらの症状をまれいんが穏やかなものにすると言われています。また、炎症が起こった喉を改善する働きや痰を除去する作用などがあるとされます。有効成分では、サポニン、フラボノイド、精油、配糖体、粘液質といったものが知られています。研究では、結核に対してもまれいんが有用に働くのではないかと示唆されています。尚、別名では、バーバスカムとも呼ばれています。
まれいん/ハーブティーで期待される効能・効果
鎮痙、鎮痛、抗菌、去痰、抗炎症作用など。また、インフルエンザやそれに起因する咳、下痢といった症状に対して、有用に働きかけると言われています。