キャラウェイ[きゃらうぇい]

キャラウェイの概要

キャラウェイは香り付けとしてリキュールやお菓子類などに多く使われており、古くから調理の際に用いられていたとされます。現在でも香辛料として使用されており、その食用の歴史は石器時代に遡ります。また、胃への影響もかなり古くから認識されていたため、薬草としても重宝されていました。芳香は甘味があり、爽快で癖のないものとなっています。これを利用したハーブティーには、消化を促す働きはもとより、腸内に溜まったガスを排出する作用もあると言われます。また、妊婦の方に重宝されていたのは、母乳の分泌を促す働きがあるとされているためで、他にも咳やそれに伴う痰を抑制する作用から煎じ薬として利用されていた経緯があります。キャラウェイは、セリ科に属する一年草或いは二年草で、原産地をヨーロッパやオランダとしています。利用部位はキャラウェイの種子で、飲用以外に、口臭を消す目的で、うがい薬としても用いられています。キャラウェイの有効成分では、精油をはじめ、タンパク質や脂肪酸、シュウ酸カルシウム、樹脂、タンニン、色素といったものが知られています。飲用する際は、きゃらうぇい単独或いは他のハーブと併用されるケースも見られます。主に、食後のティーとして、食べ過ぎによる胃もたれなどの不快感を防ぐ目的で使用されています。尚、別名ではヒメウイキョウと呼ばれることもあります。

きゃらうぇい/ハーブティーで期待される効能・効果

きゃらうぇいでは、去痰、消化促進、食欲増進、催乳、鎮痙、健胃、駆風作用など。その他、吐き気を抑えたりする働きなどもあるとされます。