エルダーフラワー[えるだーふらわー]

エルダーフラワーの概要

エルダーフラワーの花は五月から六月にかけて枝につけて咲かせます。その色は白っぽくなっており、成長すると木は凡そ十メートルに及ぶものも見られます。良く知られる作用では、風邪やインフルエンザに対する改善の働きで、それ以外でも多く薬効があると言われており、昔から万能薬として重宝されてきた経緯があります。甘い芳香を有し、この香りが発汗を促進し、喉痛を和らげると言われています。また、花粉症などのアレルギー症状や目の充血にも有用とされています。エルダーフラワーはスイカズラ科に属し、利用部位は花となります。単独或いは他のハーブとの併用、どちらでも利用されており、その他コーディアルとして飲用されることもあります。熱いエルダーフラワーのハーブティーは、血流に影響を与え、発汗を促進させると言われています。このため、体内の毒素が体外へ出やすくなるとされます。その他、就寝前の飲用が薦められており、これはエルダーフラワーに神経の興奮を鎮め、不安や憂鬱な気持ちを払拭させる働きがあると考えられているためです。欧米では昔からインフルエンザの特効薬と言われてきたそうで、身近な存在となっていたようです。尚、別名では西洋ニワトコなどと呼ばれています。

えるだーふらわー/ハーブティーで期待される効能・効果

発汗、緩下、保湿、収斂、利尿、弛緩、消炎、去痰、抗ウイルス、解毒、鎮痙作用など。尚、えるだーふらわーのハーブティーは、シミやソバカスの改善目的で、そのまま化粧水といった形で利用されることもあります。また、風邪などには、ハーブティーを直接口に含んでうがい薬として用いられます。