セルピルム[せるぴるむ]

セルピルムの概要

セルピルムは夏を迎える頃に花を開花させ、その色は桃色や淡紫色などとなっています。横に這って伸長していく性質があり、シソ科に分類される多年草となります。原産地をフランスとし、利用部位は葉部となります。別名では、クリーピングタイムやワイルドタイムなどと呼ばれており、これはセルピルムがタイムと同種になるからです。日本では、ヨウシュイブキジャコウソウと呼ばれており、これは日本において見られる近縁種のイブキジャコウソウに由来したものとなっています。主に消化器系及び呼吸器系に作用すると言われており、その働きはタイムのそれと似たようなものになっています。ハーブティーにしたセルピルムは、刺激的で爽快な芳香を有します。タイムより飲みやすいと言われていますが、これは刺激が少ないためです。その他、喉の不快症状や咳などにセルピルムが役立つとされています。また、就寝前に飲用すると眠りに誘引されやすくなると言われていて、これはせるぴるむに鎮静の機能があるためです。他にも、花粉症などのアレルギー症状を緩和させる働きがあると言われています。

せるぴるむ/ハーブティーで期待される効能・効果

鎮静、殺菌、消化促進作用など。また、腸内に発生したガスを減らす働きや、アレルギー症状を穏やかなもにする作用があるとされています。更に、咽頭炎やインフルエンザ、二日酔いなどに対してもせるぴるむが有用に働きかけると言われています。