ディル[でぃる]

ディルの概要

ディルの食用では、全草が利用されており、菓子類やサラダ、スープ、パン、ピクルス、魚料理といったものが該当します。また、特有の風味を有するため、香り付けとしてソースなどにも利用されています。北ヨーロッパの古い言語では、ディルを「なだめる」と訳されるそうです。そのため、ディルの有する鎮静作用が名称の由来になっているとされます。ハーブティーにしたディルは、草様の芳香を有し、少しクセがあると言われています。ただ、飲んでみると味にはクセがなく、爽快とされています。胃部のもたれや不快感などを感じられた時に飲用されるケースが多く、これはでぃるに胃腸の機能を調整する働きがあると考えられているためです。古くは、母乳の分泌を促す目的や、鎮静があることから幼児にも利用されてきたようです。母親と共に子供にも親しまれてきたハーブティーの一つとして広く知られています。尚、でぃるはセリ科に属し、原産地をアメリカとしています。利用部位は葉部で、でぃるそのものは多年草となります。

でぃる/ハーブティーで期待される効能・効果

鎮静、鎮痙、駆風、芳香、催乳、利尿作用など。また、口臭を消す働きや、胃痛及び風邪などの症状を穏やかなものにする働きがあると言われています。更に、腹痛などの痛みを緩和し、消化器系の器官の働きを促進する作用もあるとされています。