リンデン[りんでん]

リンデンの概要

一般に、花と苞を利用するリンデンフラワーが飲用されます。リンデンの小枝を用いたハーブティーは、芳香性に優れず、通常、他のハーブと組み合わせて飲用されるケースが多いとされます。ただ、小枝には利尿があることで知られていて、腎臓の働きを活発化させると言われています。また、コレステロール値を低下させる働きなどもあるとされます。一方、リンデンフラワーの方は、甘味を有する芳香を放っており、さっぱりとした味になっています。鎮静があると言われているため、不眠症に有効と考えられています。また、消化を促す働きなどもあるとされます。更に、ビオフラボノイドという物質がリンデンの花に含有されており、これが血圧を低下させる働きを持つと言われています。そのため、血管の病気である心筋梗塞や動脈硬化を防ぐのに役立つとされています。その他、鎮静作用に由来するストレスの緩和や発汗作用に由来する初期段階のインフルエンザの症状を和らげる働きなどがあるとされています。シナノキ科に分類されるりんでんは、原産地をヨーロッパとしていて落葉高木になります。利用部位は、りんでんの花及び葉部で、別名では西洋シナノキと呼ばれています。有効成分では、フラボノイド、タンニン、精油、サポニン、粘液質といったものが知られています。

りんでん/ハーブティーで期待される効能・効果

消化促進、鎮静、鎮痙攣、利尿、血圧低下作用など。また、頭痛や不眠症などにも有用とされています。その他、インフルエンザ及び風邪などの症状を軽減する働きや動脈硬化の予防に役立つとされます。