チェストツリー[ちぇすとつりー]

チェストツリーの概要

チェストツリーは明治時代以降に日本へ伝わったとされていて、和名は西洋ニンジンボクとなります。クマヅラ科に属する落葉低木で、原産地をヨーロッパとしています。利用部位は、チェストツリーの種子部で、これを乾燥させたハーブティーは、やや苦味を有します。そのため、単独利用よりも他のハーブと併用して飲用されるケースが多くなっています。主な働きでは、ホルモンをのバランスを整えるといったもので、特に更年期障害の諸症状にはチェストツリーが役立つとされています。また、月経痛や月経不順といった症状にも有用に働きかけると言われています。更に、母乳の分泌を促進させる働きもあると言われており、チェストツリーは女性ホルモンへ働きかけることで広く知られています。ちぇすとつりーの有効成分では、苦味質やイリドイド類、アルカロイド、フラボノイド、そして精油成分などが知られています。古くは、男性の機能を抑える目的でも使われていたそうです。

ちぇすとつりー/ハーブティーで期待される効能・効果

催乳作用、ホルモン調整作用など。また、生殖器への強壮作用や、風邪などに起因する咳といった症状に対して有用とされています。更に、女性特有の症状である更年期障害の諸症状や火照りなどにも役立つとされています。その他、細菌に起因する下痢などにも有効とされています。尚、妊娠中の方はその利用を控えた方が良いとされています。