ワームウッド[わーむうっど]

ワームウッドの概要

ワームウッドは、日本で苦蓬(ニガヨモギ)と呼ばれている植物で、原産地をヨーロッパなどとしています。キク科に属する多年草で、日本へ伝わったのは江戸時代以降と言われています。古くから、胃腸を強化したり、消化を促進することで知られていたとされます。これは、ワームウッド特有の苦味成分によるものです。ところで、虫は英語に直すとワームになります。昔から駆虫や防虫作用があるとされていたため、名称も虫に由来したものとなっています。利用部分は、葉部で、ハーブティーにしたワームウッドには、草様の芳香があり、飲用すると強い苦味が感じられます。そのため、単独での利用より、他のハーブと組み合わせて用いられるケースが多いとされます。昔、リキュールに利用されていたこともありますが、度数が高く、禁断症状などが現れたため、現在では、他のハーブを利用したものが市場へ流通しています。尚、ワームウッドは、ハーブティーとして利用される他、防虫剤にも使われています。

わーむうっど/ハーブティーで期待される効能・効果

消炎、殺菌、解熱、強壮、抗炎症作用など。また、胆嚢や血液、消化器官などを強化する働きもあるとされます。更に不純物を体内から取り除く働きや風邪などの諸症状を軽減する作用などがあると言われています。尚、妊娠中の方は、わーむうっどの利用を控えます。