ヒドラスチス
含有される成分に、ヒドラスチン及びベルベリンといったものがあります。これらの成分は、ヒドラスチスの主成分であり、抗菌性を有します。一般に、真菌感染症、膀胱感染症、クローン病、下痢、難治性創傷、咽頭炎、気管支炎、下痢といった症状に対して、その改善目的で利用されています。尚、妊娠中の方は、その利用を控えます。これは、子宮出血を引き起こす要因になるためです。その他、十四日程度以上の継続利用を控えるべきとされています。
エキナセア
様々な成分を含んでおり、特に免疫賦活作用を有することで知られています。一般に、予防と改善目的で、気管支炎、口唇ヘルペス、風邪、歯肉炎、酵母菌感染症といった症状に適用されています。ただし、ヒナギク系の植物にアレルギー反応を持つ方、自己免疫疾患を有する方はその使用を控えます。また、妊娠中の方が利用した場合、自己免疫疾患を誘引する恐れがあると言われています。
有用で安全性の高い相互作用
ヒドラスチスとエキナセアを併用した場合、免疫機能を亢進させ、軽度の感染症の予防改善に役立つとされています。ただし、ヒナギク系のヨモギやヤグルマギクなどの植物に対してアレルギー反応を示すケースでは、これらのハーブの利用を見送ります。また、妊娠中の方もその利用を控えます。その他、臓器移植の経験がある方、及び自己免疫疾患が見られる方なども、その利用を控えます。