パッションフラワー
鎮静作用のメカニズムはハッキリ解明されていません。チャボトケイソウとも呼ばれていて、不眠症及び不安症などに有効とされています。一般に、軽い鎮静剤様に利用されています。ただし、鎮静の働きを有する他のハーブ及びサプリメント、治療薬、そしてアルコールとの併用は控えます。また、利用によって傾眠作用が示されることもあります。
カモミール
含有される成分に、カマアズレン及びビサボロールといったものがあり、これらの成分には強い防腐作用があるとされます。青い花の色はアズレンから構成される色素成分で、カマアズレンには、抗痙攣作用及び抗炎症作用があることで知られています。そのため、擦り傷や切り傷などに起因する痛みを緩和させると共に、その修復を促す働きがあると言われています。また、湿疹などにも有効とされています。
有用で安全性の高い相互作用
パッションフラワーとカモミールを併用した場合、不眠症及び不安症の軽減に有効とされています。ただし、ヒナギク系に属するヨモギやヤグルマソウなどの植物に対して、アレルギー反応を示す方は、カモミールとの組み合わせを見送ります。また、その他の鎮静系のハーブやアルコール、MAO抗鬱薬であるフェンルジンといったものとの組み合わせも禁忌とされています。その他、パッションフラワー及びカモミール共に鎮静の働きがあるため、その利用に注意が必要とされています。