プランテーン
葉には、粘液質が多く含有されています。この粘液質に皮膚及び粘膜を鎮める働きがあるとされています。一般に、潰瘍をはじめ、喉痛、それに伴う咳、軽い火傷などに対して利用されています。ただし、生食はされません。尚、プランテーンの種子も、粘液質及び繊維質を多く含有しています。これらは、過敏性腸症候群、便秘などに適用されています。また、継続利用によって、中性脂肪及びコレステロールを減少させる働きもあるとされています。これは、繊維質及び粘液質が、腸内においてコレステロールを自身に吸着させ、体外へ排泄させる働きによるものと考えられています。
甘草根
成長すると凡そ百センチ以上に育つ植物で、マメ科に属しています。一般に、潰瘍をはじめ、咳、せん痛、胸焼け、喉痛といった症状に対して、その改善目的で利用されています。含有される成分では、フラボノイド、クマリン、ステロール、糖類、アミン、ろう、グリチルリチン、イソフラボノイド、トリテルペン系サポニン、カルコン、アミノ酸、ゴム質、精油といったものが知られています。
有用で安全性の高い相互作用
プランテーンと甘草根を併用した場合、潰瘍の改善に有効とされています。ただし、同じ甘草でも脱グリチルリチン化したものが推奨されています。これは、血圧上昇のリスクが回避できるとためとされています。尚、潰瘍の治療に用いるには医師への相談が推奨されています。