バラの花エキス

バラの花エキスの概要

アレルギー性鼻炎や花粉症といったものにバラの花エキスは用いられていて、これはバラの花の有効成分であるタンニン類に分類されるオイゲニインと言われるポリフェノール類によるものです。一般には加熱によってバラの花びらから抽出したものをバラの花エキスとして用います。免疫の過剰反応によって引き起こされるアレルギー性鼻炎は、通年性アレルギーと言われる年中症状を現すものや、イネ科植物やスギ花粉を起因にして引き起こされるものがあります。これらは、鼻づまりや鼻水、くしゃみといった症状を現し、通年性アレルギーでは、食べ物やハウスダスト、ペットなどが原因となるケースが多いとされています。有効成分であるバラの花エキスのオイゲニインには、ヒスタミンが肥満細胞より放たれるのを阻害する働き、肥満細胞とIgE抗体が結合するのを妨害する働き、抗ウイルス・血小板凝集抑制などがあると考えられています。

バラの花エキス/サプリメントで期待される効能・効果

抗ヒスタミン、アトピー性皮膚炎の軽減、アレルギー性鼻炎の軽減、花粉症の軽減など。バラの花エキス由来オイゲニインの研究報告では、抗アレルギーが示されており、動物実験などでは医薬品で利用される薬剤に近い作用がバラの花エキスに示されたとの報告例も存在します。また、これらの働きは様々な成分が複合的に効果を高めていると考えられています。副作用など特に重大とされるバラの花エキスの健康被害などは知られていません。また、相互作用も認められているものはなく、他のサプリメントなどと組み合わせて用いても問題ないと考えられています。尚、シソの実油や甜茶といった他のサプリメントとの組み合わせが知られています。