エフェドラ[えふぇどら]

エフェドラの概要

エフェドラの体重を減少させる働きは、交感神経系の作用を亢進させ、これによって熱産生量が増えることに由来するもので、アメリカなどでは、ダイエット目的で用いられています。ただ、副作用においては、心筋梗塞や脳出血などに起因する死亡例も存在するため、生活習慣病に肥満を併せ持つ人が、単にエフェドラをダイエット目的で利用するのは好ましくないとされています。また、カフェインをエフェドラと組み合わせて摂取すると体重減少が現れたとの報告例もあり、これは基礎代謝を高める働きや熱産生量を増やす働き、食欲を抑える働きなどによるものと考えられています。更にアルカロイド類であるエフェドリンという成分がエフェドラに含有されており、血圧上昇や血管収縮、心拍数増加といった働きをを現し、これは交感神経系の作用をえふぇどらが高めるからと考えられています。

えふぇどら/サプリメントで期待される効能・効果

鼻閉及び鼻炎の改善、体脂肪量の低下・熱産生の増加、咳止め、気管支炎及び気管支喘息の改善など。臨床試験による報告例は多数存在し、その作用も確立されているものになります。ただ、アメリカでは現在、販売を禁止しており、利用されているのは処方箋薬のみとなっています。専門家によっては、この規制に対し批判するケースもありますが、これは、適切とされる使用法に従って用いている限り、えふぇどらのその働きは確立されたものであるからです。