期待される効能・効果
人の消化酵素で消化されない食品の総称を食物繊維と言います。主に植物が中心で、一部に動物の食物繊維も存在し、これらは不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に分けられます。不溶性食物繊維は水に溶けませんが、水溶性食物繊維は水に溶けます。効果としては、どちらも便秘改善、美肌、肥満防止などがあると言われています。一方、摂取水分の量が少ないのに、サプリメントなどで食物繊維を摂取してるとかえって便秘になりやすいので、注意が必要です。また、ミネラルや脂溶性ビタミンなどを同時に摂取している場合は、そのミネラルや脂溶性ビタミンの吸収率を下げてしまいますので、食物繊維の摂取時間をずらすなどの工夫が大切です。昔は、食べ物のカスとして、その価値も評価されていませんでしたが、現在では腸内細菌の分解及び発酵を媒体にしてエネルギーに転換されたり、短鎖脂肪酸に変わって多くの働きを持つことから人気を集めています。水溶性食物繊維特有の作用では、腸内において糖質やコレステロールの吸収を阻害し、血糖上昇や血清コレステロール上昇を抑制する働きがあると言われています。また、腸内細菌によって発酵の影響を与えられやすく、善玉菌を増加させると言われています。一般には糖尿病や高脂血症の予防に期待されている食物繊維です。他方、不溶性食物繊維は、腸の蠕動運動を活性化させ、腸内に存在する発癌物質などの有害物質を排泄促進する働きがあると言われています。一般には便秘予防に期待されている食物繊維です。
食物繊維の基準摂取量
性別 |
男性 |
女性 |
年齢 |
目標量(g/日) |
目標量(g/日) |
18~29 |
20未満 |
17未満 |
30~49 |
20未満 |
17未満 |
50~69 |
20未満 |
18未満 |
70以上 |
17未満 |
15未満 |