インド人参の概要
インド人参はアーユルヴェーダの領域で用いられてきた経緯ががり、インドにおいては若返り或いは滋養強壮目的で利用されてきた伝統のあるハーブです。アシュワガンダとも言われるインド人参の臨床試験はまだ十分になされておらず、動物実験において、幾つかの機能が指摘されています。研究例ではウィタフェリンA及びウィタノリドDに免疫亢進があるのではと言われており、中でもウィタフェリンAは、抗酸化・抗菌・抗腫瘍なども指摘されています。インド人参の有効成分では、ステロイドラクトン類であるウィタフェリンAの他、サポニン類やアルカロイド類であるスコポレチンなどが知られています。
インド人参/サプリメントで期待される効能・効果
抗酸化・抗炎症・抗ストレス・滋養強壮など。一般的には、五グラム前後の乾燥粉末が利用されていて、その摂取も毎日続けるのが好ましいと言われています。また、インド人参の大量摂取によって胃腸障害を発症したとの報告例もありますが、通常の用法に従って摂取している限り、特に問題とされる副作用や危険性はないものと考えられています。インド人参は副作用などにおいてリスクの少ないものとなっていますが、妊娠中及び授乳中の際には、その使用を見送ったほうが良いとされています。尚、相互作用においても特に知られているものはありませんので、インド人参と他の医薬品及びサプリメントとの併用も問題ないと考えられています。