アクチンとファゴサイティックカップ

貪食はマクロファージの行動の大部分で、敵を食べてしまうことです。一応、異物の分類は行っておりますが、細胞自体は大きくなっています。これは貪食するに大きいほうが向いているためで、こういった機能を持つものを食細胞と呼んでいます。自身の中に吸収すると、敵を分解しますが、その際蛋白質分解酵素が用いられます。 ファゴサイティックカップとはマクロファージのような細胞が異物を食べる際に細胞を変形して口状の構造を呈したものを指しています。またアクチンは食細胞がこういった行動に出る際に、細胞の中で形成されます。アクチン自体は色んな細胞に含まれていて、細胞形状を変えたり、或いはその形状を保ったりする機能を有します。特にフィラメントの主な物質として認知されており、フィラメントは筋肉繊維に存在しています。 食細胞の中のアクチンはファゴサイティックカップが出現する以前から内部にあり、細胞の形状を変えながら敵の方へ進んでいきます。飲み込む際には維持されていたアクチンが、ファゴサイティックカップを出現させるために一度分解され、その配置をファゴサイティックカップを作るのに都合の良い構造に作り変えます。