胃の容量と長さ~噴門・幽門・括約筋~

内部に何も入っていない胃はおよそ百ミリリットルぐらいですが、ここに食物を目一杯入れると一リットルを超える量になると言われています。臓器の一つでその形状は袋状になっており、最大では二リットル以上入るとも言われている胃袋です。 噴門はちょうど食道から胃袋に入る部分のことで、噴門括約筋があります。この筋肉は下部食道括約筋とも言われており、食物が流れてくると開口します。一方、幽門は胃袋から十二指腸へと出て行く部分で、幽門括約筋があります。食物が胃の内部へ流れ込んでくると、この幽門括約筋が閉じて当面漏れでないように溜めています。 小弯はおそよ十センチ強の範囲で、噴門から幽門の最も短い部分を指します。一方、大弯は逆側の最も長い範囲を指しており、およそ四十センチ強の長さになります。胃体部は胃の下側で、胃底部は上側です。