感覚/受容器

肌の役目はウイルスや細菌など外敵から身体を保護したり、あらゆる感覚を得る感覚器としての機能を有します。また、発汗を促して体温を調整する作用などもあります。 肌の感覚には触覚をはじめ、圧覚や痛覚、温覚、冷覚があります。これらは皮膚感覚といわれており、知覚神経の先っぽで感知されています。この部分を受容器と言い、タイプではパチニ・マイスネル・メンケル・マイスナー・クラウゼ・ルフィニ小体といったものがあります。タイプによって得られる感覚が異なり、圧覚と触覚、温覚と痛覚といった具合にそれぞれ異なる点が特徴です。これらの受容器によって得られた刺激は知覚神経を経由して大脳の感覚野に伝わります。 掻痒感を得る受容器は未だ見つかっていないため、どういったメカニズムになっているのか不明です。しかし受容器として敏感なのは足と指の先っぽや舌先、唇などです。一方、鈍い部分は背中や胸部などとなります。