関節の動きと種類

関節面は骨と骨が結合している箇所で、この部分の形状によって動作がことなります。つまり、それぞれの関節によってその動く向きが違ってくるのはこのためです。膝は曲げ伸ばししかできませんが、肩はどの向きにも自在に動かすことができます。種類では一方向だけに動作するものと縦と横だけに動作するもの、回転するもの、そしてややずれるぐらいの動作しかできないものがあります。 股関節と肩関節は回転しますが、お椀の形状をした骨が深い股関節の方が動作も小さくなります。どちらも自由に回せますが、これは球関節と呼ばれる骨のためで、この部分では骨を受ける側の形状がお椀のそれになっています。 親指は鞍関節になっており、手首は楕円関節になっています。これらは骨を受ける側が鞍と楕円のお椀状をしていることに由来する名称で、いずれもぐるぐる回すことはできませんが、縦と横に動作します。平面関節は少しずれるぐらいの動作しかできない関節で、平らな面を持っています。多くは小形の骨に見られ、手と足の根元に見られます。車軸関節は一方向にぐるぐる回せる関節で、首がこれにあたります。つまり第一及び第二頚椎です。蝶番関節は膝や肘がこれに該当し、蝶番の形状をしています。動作は曲げ伸ばしのみです。