膠原線維を分泌する線維芽細胞~アキレス腱の修復~

膠原線維(こうげんせんい)とは線維芽細胞から放出される細胞です。組織が損傷した場合、この線維芽細胞によって修復されますが、細胞同士を結合させて断裂した部分を埋めていくのは膠原線維の役目となります。通常、組織欠損がアキレス腱断裂などの怪我や炎症によって引き起こされた場合、上記細胞によって膠原線維が活性化し、欠けた部分を修復していくことになります。 動物実験では切断面の腱同士の隙間が数日後には組織に包まれるようです。また線維芽細胞が活性化し、日が経つにつれて増えていきます。およそ一週間程度で断裂した両端が組織で繋がり、索状を形成します。 修復過程では面白い事に血管の量に変化が現れます。というのは断裂部分の周りに損傷から数日でもともと認められなかった新たな血管が出現するからです。これは栄養素や酸素を細胞が必要とするためで、修復のプロセスにおいて血管網の量産が行われると考えられます。元来、アキレス腱には血管があまり認められないことで知られており、回復に伴って以前の血管網に戻るようです。