夜更かしの害~睡眠と労働時間~

現在の日本の照明器具は非常に優れており、夜更かしをする傾向にあります。これは夜間でも明るい環境下で過ごせるために他ならず、大別すると交感神経優位と副交感神経優位の種類があります。前者は仕事を長い時間するタイプの人で、必然的に睡眠時間が短くなります。睡眠が十分とれないと骨髄系の発ガン率が高まると言われていますが、これは十分寝ていないため骨髄に負荷が加わるからです。また睡眠そのものは脳神経を休める作用もあり、怠ると精神の状態も不安定になります。若いうちは少々無理しても活力を生み出しますが、加齢と共にその負担は大きくなっていきます。 一方、副交感神経優位の夜更かしの場合は、疲労がないからなかなか寝れないというタイプです。これは昼間にほとんど体を動かさないためで、朝の起床も難しくなります。半日程度はだらだらとした行動になり、午後から元気になるといったケースが多いため、これが更に夜更かしを助長させてしまいます。 いずれにしても夜更かしは肌の張りを失わせたり、吹き出物や便秘などを招くとされます。また顔色はすぐれず、体の体温も下がるようです。体温が低下するとストレスに対する耐性が弱体化すると言われており、僅かなストレスで交感神経優位を招くとされます。