生命活動の要~脳幹と大脳辺縁系~

大脳辺縁系は脳梁を囲んでいる部分で、古皮質若しくは旧皮質とも言われる古くは爬虫類などの時に進化した所です。本能的な部分を司っており、餌や嗅覚、敵、快感、生殖、怒りなどの情報が蓄えられています。更に自律神経の機能にも関与しており、内臓の働きをコントロールしています。どの動物においても共通した働きを持っていることから、動物脳とも言われます。 延髄、橋、中脳は総称して脳幹と言いますが、これに視床下部、視床、下垂体から構成される間脳を含んで脳幹とするケースもあります。大脳下部から脊髄につながる箇所を指していて、間脳はホルモン及び自律神経の中枢として機能する他、嗅覚を除くほぼ全ての感覚データを中継しています。延髄は体の温度や呼吸、血液循環などをコントロールし、また嘔吐などの反射活動も担っていると言われています。橋はデータの橋渡しをしている部分で、大脳や小脳、末梢神経、脊髄などの中継となっています。中脳は、眼球の動作や視覚に関与しています。