ラバンジン[らばんじん]

ラバンジンの概要

ラバンジンはシソ科に属していて、ヨーロッパで生まれた植物となります。現在フランスなどが生産地として知られています。一般的に知られるラベンダーとスパイクラベンダーとの交雑によって生じたもので、多年草となります。利用部位は、花部で、蒸留法にて精油が抽出されてます。ラベンダーはラバンジンに比較すると芳香性の評価が低く、高地に生息する傾向があります。低地で生息するスパイクラベンダーの真ん中に位置するのがラバンジンで、これらの原種よりも大形の花を咲かせます。ただ、その作用が劣る点も幾つか見られ、そのため、ラベンダーの代用として用いられるケースが多いと言われています。これは、ラバンジンの方が香りを有するためで、香水や石鹸などに使われています。一般に、らばんじんは疲弊した心を一新させたり、筋肉痛などの痛みを緩和する働きがあると言われています。また、呼吸器系疾患となる風邪などの症状を抑え、皮膚疾患である皮膚炎などの改善にも有用とされています。含有される成分では、ラバンデュリルアセテートと言われるエステル系、カリオフィレンやオシメンなどのモノテルペン炭化水素系、カンファーなどのケトン系、そして、リナリルやリナロール、シネオールといったものが知られています。

らばんじん/アロマで期待される効能・効果

らばんじんのエッセンシャルオイル(精油)としては、抗菌・鎮痛・創傷治癒、抗鬱・去痰作用など。また、瘢痕形成や神経障害などにも有用とされています。