ローマンカモミール[ろーまんかもみーる]

ローマンカモミールの概要

ローマンカモミールはキク科に属し、甘酸っぱい芳香性を有しています。アルコールに乾燥させたローマンカモミールを浸して抽出したエキスは手作り化粧水として知られていて、肌を美しくする働きがあると言われています。別名では、ローマカミツレ、ローマカミルレ、ローマンカモマイル、カモミールローマンなどと呼ばれています。利用部位は、花部で、蒸留法にて精油が抽出されています。現在、イタリアやイギリス、フランスといったヨーロッパ諸国がローマンカモミールの生産国で知られています。一般に、沈み込んだ精神状態を元気にさせる働きや、消極的な心を抑制する働きなどがローマンカモミールにあると言われています。また、眠りを誘う作用や、皮膚疾患である乾燥肌及びニキビなどを緩和する働きもあるとされています。その他、痛みを伴う関節痛や歯痛、頭痛、生理痛といった症状にも有用とされます。含有される成分では、アンゼリカ酸エステル、アンゼリカ酸イソアミル、メタアクリル酸イソアミル、アンゼリカ酸イソブチルといったエステル系のものが知られています。尚、このエステル系の成分には、消炎や鎮静作用などがあるとされています。

ろーまんかもみーる/アロマで期待される効能・効果

ろーまんかもみーるのエッセンシャルオイル(精油)としては、抗炎症・抗アレルギー・鎮痛・鎮静作用など。また、自律神経を整える働きもあると言われています。尚、妊娠初期においては、その利用を避けるべきとされています。