ハイビスカス[はいびすかす]

ハイビスカスの概要

ハイビスカスはアオイ科に属し、別名ではロゼルと呼ばれることもあります。中国やエジプト、スーダンといった地域で栽培されていて、女性に人気のある植物です。ハイビスカスをハーブティーにすると鮮明なルビー色に変化し、これが世界中の女性に注目されています。ハイビスカスは新陳代謝やエネルギー代謝を亢進させるとされていて、特にスポーツ後の体力回復に適用されています。これは、各種ミネラルをはじめ、植物酸であるハイビスカス酸やクエン酸によるもので、東京オリンピックのマラソン選手の利用によって、その名を広めました。はいびすかすには強い酸味がありますので、ローズヒップなどビタミンCを多く含む他のハーブを混入させると、その味をまろやかなものに変え、美容や栄養補給に役立つとされています。

はいびすかす/ハーブで期待される効能・効果

消化機能促進、緩下、利尿、代謝促進作用など。食欲不振、便秘、循環不良、眼精疲労、肉体疲労、風邪、上気道カタルといった症状の改善目的で利用されています。使用を控えるケースは、知られていません。また副作用も特に知られていません。含有される成分では、ペクチンや粘液質、及びカリウムや鉄といったミネラル類、ヒビスシンといったアントシアニン色素、並びにはいびすかす酸やリンゴ酸、クエン酸といった植物酸があります。