カイアポイモ[かいあぽいも]

カイアポイモの概要

アマゾンの先住民のことをインディヘナといいますが、カイアポとはこのインディヘナのことを言います。カイアポイモの名称もこれに由来するものとなっており、分布域は、南米ブラジルになります。古くは紀元前二千年前から栽培化されていたと考えられていて、先住民にとっては重要な健康食材としての位置を占めていたものと思われます。これは、白甘藷(しろかんしょ)に薬効があるとされていたためで、日頃から病気の予防に用いられていたとされます。古くから、滋養強壮をはじめ、血液浄化作用や創傷治癒などに効果があるのではないかと考えられてきたことになります。現在、カイアポイモが成長する際に、土に含有されているミネラルを効率的に吸収するところに薬効があると考えられています。また、最近では血糖値を低下させる働きがあるとの報告例が存在しています。カイアポイモの有効成分では酸可溶性糖タンパク(CAF)と食物繊維などが指摘されていて、特に酸可溶性糖タンパク(CAF)は、インスリンの分泌を促進すると言われています。更に研究例では2型糖尿病患者に対して、糖質代謝及び脂質代謝の改善が見られたとの報告があります。尚、カイアポイモは白甘藷の一つとなります。

かいあぽいも/ハーブで期待される効能・効果

滋養強壮、2型糖尿病の改善作用。尚、通常の食品に由来する成分のため、特に重大なかいあぽいもの健康被害などは知られていません。ただし、相互作用においては、抗凝固剤と組み合わせて用いる場合、注意が必要とされています。