フェンネル[ふぇんねる]

フェンネルの概要

フェンネルは日差しがよくあたり、排水のよい場所に好んで生息し、原産地を地中海沿岸地方としています。フェンネルはセリ科に分類され、生命力の強い多年草となります。体に存在する余計な水分を排泄する働きや、腸内に蓄積されたガスを排出する作用などがあるとされ、更に便秘にも有効とされています。このことから古代エジプト時代においてダイエットに影響する薬草として知られていたそうです。フェンネルはギリシャ語に由来していて、痩せると訳されます。こういった減量効果があるとされるところに、名称も因んでいると思われます。利用部位は、フェンネルの種子や実部分となります。ハーブティーにしたふぇんねるには、甘味があり刺激的な風味を持っています。この芳香が、食欲を抑制し、食物の摂取量を減らすともされています。また、このハーブティーを授乳期の母親が飲用すると、母乳の分泌を促進するとも言われています。有効成分では、ビタミン類やミネラル類をはじめ、精油、フラボノイド、脂肪酸といったものが知られています。尚、日本では茴香(ういきょう)の名称で広く知られています。

ふぇんねる/ハーブティーで期待される効能・効果

解毒、消化促進、利尿、血液循環促進、抗炎症、抗痙攣作用など。また、関節痛や生理不順などの症状に対しても有用に働きかけると言われています。その他、ダイエットの作用もあるとされます。尚、女性特有の疾患のある方や妊娠中の方は、その利用を控えます。