神経を健康に維持し、骨を強化するのに必要なミネラルの一つとなります。イライラ及び不眠症といった症状を軽減させる働きがあるとされています。
カルシウム/有用で安全性の高い相互作用
バレリアン、パッションフラワー、スギナ、カモミールとカルシウムの間には有用な相互作用が認められています。バレリアンは、不眠症などへサポート的に用いられている植物の一つとなります。バレリアンとカルシウムを併用した場合、不眠症の軽減に有効とされています。鎮静作用は、次第に強くなっていきますが、最終的に安定するようになると言われています。また、継続しての利用が最も効果的と言われています。パッションフラワーも不眠症に適用されていますが、緩やかな鎮静作用を有します。パッションフラワーとカルシウムを併用した場合、不眠症をはじめ、ストレスに対しても有効とされています。ただし、鎮静作用を有する他の成分、例えばサプリメントやハーブ、そしてアルコールなどとの併用は控えます。また、睡眠薬や抗鬱薬との併用も禁忌とされていますが、併用することによって強い傾眠作用を惹起する可能性もあります。スギナは、珪素（けいそ）が含有されており、この成分に関節及び骨を健全に維持する働きがあると言われています。スギナとカルシウムを併用した場合、骨折を防ぎ、骨粗鬆症の発症を防ぐ働きがあると言われています。ただし、ジギタリス製剤と併用してしまうと、重大なかるしうむ欠乏症を惹起する可能性があると指摘されています。カモミールは、不安症の軽減に利用されているハーブの一つとなります。このカモミールとかるしうむを併用した場合、不眠症を和らげ、ストレスを軽減させる働きがあると言われています。ただし、ヒナギク系の植物である蓬（よもぎ）或いはヤグルマギクといったものにアレルギー反応を示される方もおられますので、そういったケースでは利用を控えます。