ハトムギの概要
ハトムギはジュズダマの亜種とされていて、その形状は似たようものになっています。かつて江戸時代に使われていたオシロイは、水銀を原料にしたものですが、これと共に添加されていたのがハトムギなどの白い粉とされています。また、ハトムギには肌を白くする作用があると考えられていたため、硫黄などと混ぜて皮膚疾患などに使われていたとされます。現在、健康食品やダイエット食品などにハトムギが使われており、これは、浮腫みなどに作用するからだと考えられています。別名では、コウボウムギとも呼ばれていて、日本各地の畑などに見られる一年草となります。ハトムギは成長すると凡そ一メートル以上に茎は伸長し、葉は互生し、披針形をしています。その長さは五十センチ程度となっており、この葉の間から、夏が訪れる頃に穂状花序をつけます。実は、秋を迎える頃につけ、その形状は球形をしています。色は淡褐色をしていて、先っぽは尖っています。鳩麦に含有される成分では、パルミチン酸、オクタデセノン酸、コイクセラノイド、ミリスチン酸、ベンゾキサチノン、ビタミン類であるビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、ミネラル類であるカリウム、カルシウム、鉄分、リン、そして、カンペスタノール及びスティグマスタのールからなるフェルロイルエステル混合物、また多糖類といったものがあります。
ハトムギ/薬草で期待される効能・効果
利尿・排膿・新陳代謝促進・美肌効果、消炎・鎮痛作用など。一般に、アレルギーや肌荒れ、疣(いぼ)、浮腫み(むくみ)、高血圧、リウマチ、神経痛といった症状に対して、その改善目的で利用されています。