アガリクス[あがりくす]

アガリクスの概要

アガリクスはブラジルを原産地とするキノコ類で、日本ではカワリハラタケやヒメマツタケと呼ばれることもあります。臨床の報告例では、アガリクスに含有される多糖類のβ-グルカンに抗癌性があると言われています。学名では、アガリクスブラゼイムリルと呼ばれていて、栄養面では脂質であるパルミチン酸やリノール酸、ビタミン類及びミネラル類も含有されています。また、キノコ類には多糖類のβ-グルカンが豊富に含有されていますが、アガリクスは同じキノコ類の中で最も多い含有量を誇るといわれています。あがりくすの抗癌性では、こういった多糖類のβ-グルカンの他に、脂溶性成分であるエルゴステロールも認められています。抗癌性のメカニズムでは、人間の体がもともと持っている免疫力を亢進させることで知られていて、免疫担当細胞の作用を活性化させるのではないかと考えられています。これは、サイトカインと呼ばれる物質が生成促進されるためで、マクロファージと言われる白血球の一種が活性化されることによって可能となっています。サイトカインは腫瘍壊死因子となるため、リンパ球に働きかけ、免疫力が亢進すると考えられています。

あがりくす/サプリメントで期待される効能・効果

あがりくすでは、高血圧や糖尿病・高脂血症の改善予防、癌発生率の低下、癌細胞の増殖を抑える働き、癌治療から発生する副作用を緩和する働き、そして、抗癌治療におけるその抗癌の働きを高める作用などがあると言われています。