クエン酸の概要
エネルギー生成の効率は、疲労回復物質である乳酸が溜まることで、下がって行きます。アデノシン三リン酸或いはATPと言われるエネルギーは、ブドウ糖からクエン酸サイクルのシステムで生成しています。クエン酸は、クエン酸サイクルに重要な成分で、補給されると疲労物質である乳酸を除去すると言われています。ミトコンドリアは、エネルギーを作り出すところで、運動によってブドウ糖が消費される際、クエン酸サイクルによってATP（アデノシン三リン酸）とよばれるエネルギーを発生させます。尚、TCAサイクル又はクレブス・サイクルはクエン酸サイクルのことを意味します。ブドウ糖をエネルギーに変換する際、その全てのブドウ糖が燃焼されて消滅するわけではありません。残った分は、疲労物質である乳酸に変化してしまい、また、過剰そして長時間の運動は乳酸を発生しやすくし、蓄積されていくことになります。この乳酸の存在とその量の多さを脳が感知すると、疲労感を発生させます。その他、クエン酸はミネラル類であるカルシウムなどの吸収率を亢進させると言われています。
クエン酸/サプリメントで期待される効能・効果
耳下腺ホルモン・パロチン分泌促進・疲労回復・ミネラル吸収促進作用など。摂取する際は、クエン酸だけでなく、同時にアミノ酸やビタミン、ミネラルといった成分を併用するのが良いとされています。一般的な食品に含まれている成分でもあるため、特に知られる副作用などは存在していません。また相互作用においても、特に知られているものはないため、他のサプリメントなどと組み合わせて利用しても問題ないと考えられています。