乾燥肌が気になりだしました。顔や手足もカサカサしてます。しかも乾燥すると肌も痒くなり、爪で掻こうものなら傷を付けてしまいます。室内も暖房が入っているため、少々の加湿機では間に合いませんよね。乾燥肌を防ぐには夏から対策すべきだとも言われますが、なかなか保湿までは気が回りません。乾燥肌用の化粧水や保湿液はたくさんありますが、今回は自然の物を使ってケアをしたいと思います。洗顔料やリップクリームなどにも使われているハチミツとオリーブオイル。乾燥した唇に塗ると潤うと言われています。しかも食材ですから口の中に入っても害はないですし、簡単に安価で手に入ります。もちろん全身にも踵(かかと)の角質ケアにも使えます。
ハチミツとオリーブオイルの効能・効果
20%の水分と80%の糖質で構成され、グルコースとフルクトースの糖質は体内に吸収しやすい特徴があります。皮膚や粘膜を保護するパントテン酸を含み、抗酸化作用のあるビタミンCは老化予防の働きを持ちます。シミの予防、改善に効果を奏するカタラーゼを含む。保湿性や保水性に優れているため、潤いのある肌を保つ働きがあると言われています。出来れば純粋なハチミツを使って下さい。またオリーブオイルには乾燥や肌荒れを防止するオレイン酸が豊富に含まれています。抗酸化作用のあるビタミンEも多く含まれ、紫外線によるダメージを軽減すると言われています。こちらも純度の高いエキストラバージンオイルを使った方が効果が期待できるそうです。
ハチミツを使ってスキンケア
ハチミツ洗顔
適量の洗顔料にその半分くらいのハチミツをよく混ぜ合わせます。十分に泡だて、そのまま顔や手に塗りこみ、水またはお湯で洗い流します。泡立てネットを使うとよく泡立ちます。ハチミツの糖分が保護膜となり、肌に潤いを与えてくれます。
よく混ぜて泡立てて下さいね。洗った後の感じは、とてもしっとりしました。本当にすべすべで気持ちが良いです。ハチミツの甘い香りがほんのり漂い良い匂いがします。
ハチミツ足湯
バケツや洗面器にお湯をたっぷり注ぎ、ハチミツを入れてよくかき混ぜます。10分程、足を浸します。ハチミツの殺菌効果と解毒作用で踵の角質のケアや水虫などの予防に役立ちます。お湯約3リットルに対してハチミツはだいたい大さじ一杯くらいで大丈夫です。新陳代謝を上げ冷え性の改善にも効果を奏します。
ハチミツメイク落とし
ハチミツ小さじ1/2に対し、オリーブオイル30ミリリットルをよく混ぜ合わせます。容器に入れ、使うときによく振ってから使用します。これで約2週間くらいの量です。メイク落としと同じでオリーブオイルの成分がメイクを綺麗に落としてくれます。ぎすぎす感はそれほどなく、洗い流した後もさっぱりしています。
ハチミツローション
精製水100ミリリットルにハチミツを小さじ1~2とヒアルロン酸を2滴ほど入れてよく混ぜる。ヒアルロン酸入りの化粧水にハチミツを混ぜるだけでも構いません。ハチミツとヒアルロン酸のダブルで保湿力がアップします。手かコットンでよく肌に馴染ませて下さい。効果は使い始めですのでまだよく分かりません。
ハチミツシャンプー
シャンプーにハチミツを1/2程混ぜて、髪を洗います。ハチミツのビタミンB群は抜け毛の予防に役立つと言われています。
オリーブオイルマッサージ
オリーブオイルを適量手に取り、顔に馴染ませマッサージする。蒸しタオルを顔にあて3~5分程おく。オイルをよく拭きとる。エステのように気持ちが良いです。もちろん全身のマッサージに使えます。
ハチミツココア
コップにココアを作りハチミツをお好みで適量入れる。ココアに含まれるポリフェノールは免疫力を高める効果がありますから、栄養価の高いハチミツと併せて冬にはもってこいの一品です。
砂糖と違い、ハチミツはそれほど甘みがないので大人のココアといった感じです。
一万年以上も前から使われてきたと言われるハチミツ。その栄養成分は食物としてだけでなく、スキンケアにも使われてきました。ポピュラーなレンゲやアカシアの他にもミカンやリンゴ、アーモンドやコーヒーなど珍しい種類のハチミツが豊富にあり、味も香りも様々です。以前、コーヒーハチミツを手に入れて食した事がありましたが、本当にコーヒーの香りがしていました。砂糖代わりにコーヒーに入れてみましたが、これはあまり合わなかったのが正直な感想ですかね。パンケーキなどに向いてるかなと思いました。砂糖に比べカロリーも少ないですからお料理に適した味を探すのも楽しいかもしれません。ちなみにオリーブオイルにはコレステロールを下げ、免疫力を向上させる働きがあります。ハチミツとオリーブオイルを上手に使って、健康な体としっとり潤う肌を常にキープ。アンチエイジングを目指しましょう。