生姜を加えたレンコン汁は風邪の特効薬かも

renkon インフルエンザもそろそろ流行りだす頃です。既に風邪をひいてしまった方も多いのではないでしょうか?予防に効く食材は多々ありますが、自然療法として使える食材もまた、たくさんあります。そこで喘息や風邪に効果があると言われるレンコンですが、どれくらいの効能があるのかを調べてみました。今が旬のレンコンも、お正月前ですからさほど値段も上がっていません。幸いと言ってはなんですが、今現在風邪をひいてしまっているので、効果を試すにはうってつけです。

レンコンの効能

ビタミンCや食物繊維が豊富。疲労回復、口内炎や肌荒れを防ぐ効果も期待できます。糖質の多くはデンプンです。切り口を空気にさらすと変色するのはタンニンとファイトケミカルが含まれているから。タンニンはポリフェノールの一種で、腸の働きを促進し、消炎や止血の作用が期待できます。タンニンとシュウ酸には鉄分の吸収を妨げる働きがありますが、可食部100gに対し48㎎のビタミンCが含まれているため、一般的には貧血の予防に効果があるとも言われています。デンプン質で守られているため、加熱してもビタミンCが壊れにくい特徴がありますが、レンコンの食感を残すために加熱は短時間のほうがよいでしょう。レンコンを切った時に糸をひくのは粘性物質が含まれるからです。この物質には糖の吸収を遅らせ、血糖値の上昇を抑える働きがあります。胃の粘膜を守り、消化と吸収を助ける作用があるので、肉や魚などのたんぱく質と一緒に摂取すると効果がアップします。また、体を温め気管支を拡張し、風邪や喘息の改善にも効果が期待できます。変色防止には切ったあとに酢水にさらします。

レンコン汁

  1. レンコンを綺麗に洗い、皮のまますりおろす。
  2. コップに、すりおろしたレンコン小さじ2杯ほど(コップの大きさにもよる)と生姜のしぼり汁を少量入れる。
  3. 醤油か塩、レモン汁などを入れて、お湯を注ぐ。少し冷ましてから飲みます。
renkonyu 生姜と醤油を入れたものです。生姜を加えているので一層体が温まります。決して美味しい物ではありませんが、お吸い物だと思いながら飲めば、飲めないこともありません。 renkonjiru ハチミツとレモン汁を入れたものです。レモン汁を入れることでレンコンの臭みが消えて、醤油よりは飲みやすい気がしました。 レンコンの旬は11月から3月頃。原産地はインド、エジプトなど諸説ありますが、日本では2000年以上前に伝わったとされています。花びらが落ちた後の実がハチの巣と似通っていることから、ハチス→蓮(はす)になったとの由来があり、蓮根(れんこん)は蓮の茎の部分をさします。蓮の花はとても綺麗な白もしくはピンク色をしていて、お釈迦様の台座と言われています。しかも蓮の花は泥水が濃いほど大きな花を咲かすそうです。その泥の下から掘り出すレンコンは何だか高尚な食べ物ですよね。